ヘアメイクアップアーティストになるには|美容師と7つの違いについて

美容師との違い0-0
HM-ARTIST
2019-05-28:公開日/ 2019-8-13:更新日

ヘアメイクアップアーティストになるには|美容師と7つの違いについて

美容師ヘアメイクアップアーティストは、やることは同じように見えるのに、何が違うのだろう?
美容師とは仕事が全然違うのかなあ……?

技術
は違いそうだけど!
給料や資格のことも知りたい。

美容師との7つの違い!

1.美容師と仕事内容が全然違うの?
2.行う技術がまったく違うの?
3.特別な資格が必要なの?
4.給料はどこからもらうの?
5.労働時間は長くて大変なの?
6.自分で道具は買うのかなあ?
7.将来ずっとやっていける仕事?

この記事を読むと

美容師との違いについて知りたいことが全部わかる!

 

美容師との違いがわかり不安が解消される。
これで”ヘアメイクアップアーティスト”の道へすすめます。

この記事を書いている私は
【長い間ヘアメイクアップアーティストとして活動】

福岡県出身。アイの美容室オーナー・スタイリストとして10年間のサロンワーク後、ヘアメイク業界に転身。

ヨーロッパ各地を遊学後、鳥羽いっこう氏主宰のWizard make upに参加。
以後、ヘアメイクオフィス ラ・メール設立。

ファッションを中心としたヘアメイクを得意とする。ファッション誌、ヘアメイクエディター、メイクアップビジュアル、広告や海外の仕事も精力的に行う。

私も最初は大変でした。一歩進んで2歩下がるような進み方でした。
本当に最初は何をどうしたら良いかわからないですよね。

私は美容師だったので美容師との違いについての疑問が大きくヘアメイクアップアーティストのことが大変知りたかったですね。

以前勤めていた店長が撮影の仕事はコネが大事で、付き合いのためにマージャンなどを朝までやっていると言っていたので、あきらめていました。
でも実際はそんなことはありません。

この業界のことを知っている人は少ないですよね。
ここでは今までの私の経験を生かし皆さんの疑問を解決したいと思います。

今まで多くのヘアメイクアップアーティストを育ててきました。
そのうちの2名を紹介します。
kyohko saitoh
ayaka tanigawa


Beauty Labo@kkの仕事、作品

それでは、 7つの違いを解決します!

美容師と仕事内容が全然違うの?

ヘアメイクアップアーティストはモデルタレントからお金をもらいません。
美容師はお客からお金をもらいます。

【ヘアメイクアップアーティスト】
ヘアメイクアップアーティストは1つの仕事をするのにAD(アートディレクター)、カメラマン、スタイリスト、モデルと一緒に仕事をします。1人で仕事をするのではなく責任者ADを中心にスタッフ全員と仕事をします。

スタッフ全員がお金はクライアントからもらいます。
【美容師】
美容師は仕事をするのに他スタッフとは一切かかわらず美容師とお客だけで成立します。
お金はお客からもらいます。
美容師の違い20

行う技術がまったく違うの?

ヘアメイクアップアーティストは仕事の性質上カットやパーマなどは行いません。

美容師さんはご存じのようにカットやパーマが仕事の中心になります。

【ヘアメイクアップアーティスト】
ヘアメイクアップアーティストの技術は見た目をきれいにするのが目的です。
カットやパーマを行いません。
モデルやタレントはカットやパーマは事前に行っています。

でも本当にカットやパーマをまったく行わないのでしょうか?
実際のお話をします。

まれに、少しヘアは短いほうがいいんじゃないか?とか、ヘアがちょっと変だから何とかできないかなどの要望がある場合があります。

その場合カットしたりパーマをかける場合もあります。
この場合ヘアメイクアップアーティストのアトリエがあればそこで施術します。

その他の方法としてヘアメイクアップアーティストの知り合いの美容室に連れて行き、やってもらう場合もあります。

また当日や撮影中前髪がわずかに長い場合がありカットする場合があります。
美容師の違い27

【美容師】
美容師さんの場合技術が未熟でお客さんが気に入らない場合2度と来てくれません。
コミニュケーションがうまくいかずお客が気に入るヘアスタイルがつくれなかった場合などどうしようもない場合もあります。

ヘアメイクアップアーティストも当然ですが、技術が大変重要です。
美容師さんと違ってヘアメイクがうまくいかなかった場合、最悪の場合、再度撮影となります。
この場合かかった経費をどうするかも問題になります。
つまり大変なことになります。
最低限の技術を習得していればこのような問題にはならないと思います。

【その他のサロン】
美容師さんの場合ですがカットとパーマが当然と思われがちですがタイプの違うサロンもあります。

アップ中心のサロンです。
ホステスの着物のアップスタイルを中心に行う店です。
アップ中心なのでカットやパーマはほとんど少ないです。
ただアップの技術は1人前になるのに8年はかかります。
このサロンの技術レベルは大変高いです。

またセットサロンもあります。
セットが中心でやはりカットやパーマは少ないです。
お店によってはお客がキャパクラの女性がほとんどの店もあります。

このほかの技術として着付け・美顔・ネイル・メイクなどがあります。
必ずしも必要な技術ではありません。
お店によって違います。

美容室でメイクを行っていないサロンは多いです。
その場合メイク技術は必要ありません。
着付け、美顔、ネイルの技術もそうです。
ただ自分のためや、将来のためにと思う人はぜひ勉強してください。
美容師の違い21

特別な資格が必要なの?

【ヘアメイクアップアーティスト】
ヘアメイクアップアーティストの場合、とりあえず美容師免許がなくてもできると、なっています。

詳しくは美容師免許について後日お話しします。

【美容師】
美容師は当然ですが美容師免許が必要です。
美容師免許は美容専門学校に行ってとります。
卒業とほぼ同時に国家試験を受けます。
学校に通う年数とかかる金額の合計です。
昼間2年 200万~280万
夜間3年 200万~280万
通信3年 60万
美容師の違い23

給料はどこからもらうの?

【ヘアメイクアップアーティスト】
ヘアメイクアップアーティストのギャラは自分にきた仕事の売り上げギャラになります。

おおよそ売り上げの10%ぐらいが交通費や化粧品の経費となります。
フリーで、一人でやっている場合は全額自分の取り分となります。

事務所にフリーとして所属している場合は、売り上げの10%~30%をマネージャーにマネージング料(チャージ)として支払います。

また仕事をしたところから直接支払われるのですが10%源泉されます。
最終的に自分で確定申告をします。

ギャラの額ですが最初は大変不安定です。
人によって不安程度が随分違います。

やり始めて数年で安定してきます。最低限の売り上げが決まってきます。
それでも、1本3万円~10万円はするので1,2本の差で売り上げの金額が大幅に違ってきます。

ヘアメイクアップアーティストの年収600万円の人は普通にたくさんいます。

その他、美容師は美容院の中で仕事をします。
ヘアメイクアップアーティストはそのはありません。
常に外へ向かって仕事をします。
美容師の違い29

【美容師】
美容師は当然給料です。
アシスタント期間中は最低賃金程度の給料です。
またキャリアや技術力によって給料が違いますが実際はそれほど大きく変わらない事が実状です。

売上制のところもあり稼いでいる人もいると思いますが、統計によると!

・美容師さんのの平均年年収270万円(月収23万円)
・サラリーマンの平均年収が400万円(月収33万円)です。
美容師の違い24

労働時間は長くて大変なの?

【ヘアメイクアップアーティスト】
ヘアメイクアップアーティストの通常の労働時間は1日は(1本)8時間です。
早い時は3時間程度で終わります。

短いからギャラは安いということはありません。
短くても、長くても仕事の内容次第です。

東京を中心に、箱根、伊豆など近郊ロケによく行きます。
ロケバスの移動時間片道2時間程度を入れると、
東京集合6;00~東京戻り18:00。

海外ロケは4日~7日が一番多いです。
毎日、スタート6:00~終了16;00(移動時間往復2時間)

1か月に撮影(本番)15~20日間、他打ち合わせや事前準備に3~5日間ほどかかります。
あいている日は休みになります。

TVドラマ、映画は長時間、何日も続けて撮影する場合があります。
例えば6:00集合~26:00終了
長時間の大変な場合があります。

【美容師】
美容師さんの労働時間
8:00~10:00 朝礼、用意 トレーニング
10:00~20:00受付終了(休憩は長く取れません)
20:00~23:00 トレーニング
休日毎週火曜日
※トレーニングはアシスタントクラスにが行います。
美容師の違い25

自分で道具は買うのかなあ?

【ヘアメイクアップアーティスト】
ヘアメイクアップアーティストはメイクをするために道具が必要です。
またヘアの道具も必要です。

それらのすべてを自分で購入しなければなりません。
最初からすべてをそろえるのできないので少しずつ揃えていきます。
でも最初から必要なものもあります。

ビューティーアドバイザーとヘアメイクアップアーティストの違いで化粧品についてです。

ビューティーアドバイザーは所属しているメーカーの化粧品を販売するのでその化粧品のことを詳しく知りそれを使用します。
他のメーカーの化粧品についてはそれほど知りません。

ヘアメイクアップアーティストはどこの化粧品を使っても問題ありません。
そのため様々な化粧品のことをよく知っています。

新しく購入するために試供品などをもらい試します。
大変楽しい仕事ですね!

【美容師】
美容師さんもハサミやコーム、アイロンなど自分で購入します。
特にハサミは10万円以上のものを購入する人もいます。
美容師の違い26

将来ずっとやっていける仕事?

【ヘアメイクアップアーティスト】
ヘアメイクアップアーティストは以前は50歳になったらそろそろ引退する感じでしたが、現在では年齢が伸びています。

個人差もありますが仕事がなくならなければ60歳ぐらいまではやっていけると思います。
もしそれより早い時期に引退すると次の仕事を行う人が多いです。

以前美容師をやっていた人は美容室を出したりします。
年配になってきたら撮影の仕事をしながらヘアメイク専門学校の講師の仕事を行っている人もいます。
美容師の違い30

【美容師】
美容師さんはむつかしい部分があります。
美容師さんは技術者です。

最初は経営者になりたいと思うより、技術を一生懸命覚え早くスタイリストになりたいと思います。

そしてそのまま技術者の道を歩んでいくのですが、10年ほどたつと壁に当たります。
今まで若いお客さんが多かったのに自分の年齢とともに客層が変わります。

その時にさらに10年たった時のことを考えます。
若いお客さんがタレントの00さんのようにカットしてほしいとリクエストされたときに自分は00さんを知らないとしたら。
年を取るとそうなってしまうんじゃないかと……。

今後は技術者ではなく経営者になったほうが良いのか?
美容師さんの中年以降の生き方がむつかしくなります。
美容の道を生涯続けていく人が減ってきています。

美容師の違い28

まとめヘアメイクアップアーティストと美容師の違いについて考えてみました。

そして、ヘアメイクアップアーティストと美容師の違いを7つ取り上げました。

これらの疑問は当然だれでも持つ内容のものです。
でもこれらの質問に答えるのは大変難しいです。
なかなか誰でも答えることができません。

 

ヘアメイク業界、美容業界のことだけでなく根底に技術の問題があります。
美容業界は伝統があります。
技術だけの伝統ではなく文化としての伝統です。

ヘアメイク業界は新しい職業ですが伝統ある美容業界が生み出した大変合理的な世界です。

その中で7つの疑問にお答えしました。
少しでも皆さんの手助けになれたらなと思います。

Beauty Labo@kkより

こちらも合わせてご覧ください!
参考アドバイス
ブライダルのヘアメイクアーティストになる【資格と美容師免許】
ヘアメイクアーティストになる!僕がプロになれた2つの理由

@kk

@kk

Beauty Labo@kk(ビューティー ラボ アットケイケイ) ヘアメイクアップアーティスト 福岡県出身。アイの美容室オーナー・スタイリストとして10年...

プロフィール

関連記事一覧