ヘアメイクの仕事内容とは!ヘアメイク業界の実態について
ヘアメイクの仕事内容とは!ヘアメイク業界の実態について
ヘアメイク業界とは?なるには情報満載!
ヘアメイク業界とは?ヘアメイクになるための情報を紹介!
この記事を書いている私は
【長い間ヘアメイクアップアーティストとして活動】福岡県出身。アイの美容室オーナー・スタイリストとして10年間のサロンワーク後、ヘアメイク業界に転身。
ヨーロッパ各地を遊学後、鳥羽いっこう氏主宰のWizard make upに参加。
以後、ヘアメイクオフィス ラ・メール設立。ファッションを中心としたヘアメイクを得意とする。ファッション誌、ヘアメイクエディター、メイクアップビジュアル、広告や海外の仕事も精力的に行う。
私も最初は大変でした。一歩進んで2歩下がるような進み方でした。
本当に最初は何をどうしたら良いかわからないですよね。
情報がないし、教えてくれる人もなかなかいないですよね。ここでは今までの経験を生かし皆さんの疑問を解決したいと思います。
今まで多くのヘアメイクアップアーティストを育ててきました。
そのうちの2名を紹介します。
kyohko saitoh
ayaka tanigawa
フジフィルムの仕事です。
-ヘアとメイクの技術を習得して
雑誌、タレント、TV、ショーの仕事をしよう! –
メイクやヘアが好き。
ヘアメイクに大変興味がある。
自分にするヘアメイクだけではなく人にもしてあげたい。
こんな方たちが世の中にいっぱいいます。
これら趣味やおケイコから一歩進んで“プロとして”と、枠を広げた場合どんなことが考えられるのでしょうか。
ヘアとメイクを行うプロをヘアメイクアップアーティストと呼びます。
へアとメイクの技術職です。
ヘアメイクアップアーティストになるために必要な業界の情報から、具体的になるための方法までを説明します。
まず、職業としてどのようなものがあるのか紹介しましょう。
メイク・ヘア関連の目指せる職種!
- ヘアメイクアップアーティスト
(ヘア・メイク) - メイクアップアーティスト
(メイクのみ) - ビューティーアドバイザー
(メイクのみ) - メイクサロン
(メイクのみ) - ブライダルのヘアメイク
(ヘア・メイク) - 写真スタジオ
(ヘア・メイク)
職種別の仕事内容
ヘアメイクアップアーティスト
● 雑誌・カタログ・ポスター
● ショー・ステージ・イベント
● 広告・CM・プロモーションビデオ
● 映画・ドラマ・TV・舞台
主にモデル、タレント、女優/男優、ミュージシャンなどマスコミで活躍している人たちのヘアメイクを担当します。
ヘアメイクアップアーティストの仕事は大変幅が広く、成人式、イベント、ショーなどの、媒体(映像)に残らないものから、あらゆる印刷物、ビデオ、CM等のように媒体(映像)に残るものまで、多数となります。
目に触れるこれらの媒体には、ほとんどヘアメイクアップアーティストが担当しています。
ブライダルのヘアメイク、スタジオでのヘアメイクも、ヘアメイクアップアーティストの仕事の一部になります。
メイクアップアーティスト
通常ヘアメイクアップアーティストに対しヘアをやらずにメイクのみを行なう人のことを指し基本的に仕事の仕方はヘアメイクアップアーティストと同様の仕事を行います。
ブライダルのヘアメイク
挙式の際のヘアメイク(一般の方が対象)
ビューティーアドバイザー
化粧品の販売のためのメイク(一般の方が対象)
デパートの一階等の化粧品メーカーで、化粧品の販売が第一の目的でそれらを円滑に行うために、メイクをする。
メイクアップアーティストとしての仕事です。
メイクサロン
メイクをするサロンです。(一般の方が対象)
ビューティーアドバイザーと違い、化粧品を売ることを目的としていません。
眉だけのカットからフルメイクまでお客の要望を叶えるのが仕事で、メイクアップアーティストとしての仕事です。
スタジオ
写真館が多様化した形で二つのタイプがあります。(一般の方が対象)
① プロのカメラマンが中心になって、様々な写真をとるところです。
② 写真館が大きくなったようなところで、子供から、履歴書の証明写真やあらゆる写真を撮るところです。
服や着物、ブライダルのドレスまで置いているところもあります。
ヘアメイクアップアーティストとしての仕事になります。
職種別の”なるため”の方法
ヘアメイクアップアーティストになるための方法
● ヘアメイクアップアーティスト(ヘアメイク)仕事にするにはもっとも難しい分野です。
ヘアメイクアップアーティストになる=成功の図式になります。
なぜ難しいのか?それは、はっきりとした道筋が決まってないからです。
ヘアメイクアップアーティストとして成功した人のプロフィールを見てみると、
一人一人が違った道を歩んで成功を勝ち取っています。
ここでは、それらの幾通りかの道筋を紹介したいと思います。
- 美容師からヘアメイクアップアーティストに転職
- ヘアメイクスクールで技術を習得し、アシスタントをへてヘアメイクアップアーティストに(美容師の道を辿らない)
- スクールに行かずに、直接アシスタントをやりながら技術を習得し、ヘアメイクアップアーティストに(美容師、スクールの道を辿らない)
- 海外のメイクスクールを卒業後、海外でアシスタントをし、仕事実績を積み日本へ帰国。(美容師の道を辿らない)
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参考アドバイス
ヘアメイクに資格は必要なの?【はっきりしない本当の理由】
● 昔美容師は、美容室での仕事を「中の仕事」、現在のヘアメイクのように、スタジオやロケ等、美容室で行わない仕事を「外の仕事」と言っていました。
その後、撮影関連の仕事が多様化され、膨張していく事で、ヘアメイクアップアーティストの仕事が分離していき、今のような形になりました。
当時は、全ての人が、美容師からヘアメイクに転職していったのです。
現在も、美容師からヘアメイクアップアーティストになる人は少なくないのですが、美容師としての技術とヘアメイクの技術との違いが大きく、成功する割合が低いのも事実です。
● ヘアメイク業界の仕事は、大変幅が広いのですが、一部のゾーンで、美容師免許が必要な場合があります。
美容師としての技術、カットは、頭の形と髪の長さとの造形的な関係を図る上で重要なものです。
これらを理解することは、ヘアメイクアップアーティストも必要です。
美容室での接客も、対人に対する誘導等で必要なものです。
※美容師免許を取得しても一定のサロン経験、取得技術の内容が評価の対象になります。
● 美容師を経由すると、 ヘアメイクになるのに時間がかかる。
美容学校2年間、卒業と同時に免許を取得する。
●5年のキャリアで、一人前
サロンワーク2、3年の時点で、アシスタントからカットをやり始めるのが通常です。
2、3年ではまだ一人前ではありません。5年のキャリアで、一人前というのが通常です。
東京の有名店では、5年後からカットに入ります。したがって一人前になるのに8年かかります。
美容学校から入れると、9,10年で一人前という事になります。
●時間がかかる大きな理由
美容師の大半は、そこまでのブローを行っていなかったりします。
美容師から転職後も、ヘアメイクアップアーティストとしての本格的な技術の習得をやり直さないといけない場合が多いのです。
また、メイクも同様で、メイクを美容室のメニューとして本格的に取り入れているところは少なく、技術内容も、ヘアメイクのプラスのメイク(能動的なもの)を習得する必要があります。
美容師としてのキャリア7、8年後も、さらに技術の習得に年数がかかる訳です。
●ヘアメイクアップアーティストの世界と美容師の世界が違いすぎる
ヘアメイクになりたくて、美容学校を卒業し、免許を取得、サロンワークが必要と考え、美容室へ就職する。
しかし、あまりにもヘアメイクアップアーティストの世界と美容師の世界が違いすぎるため、1年以内に辞める人が多いのも事実です。
美容室を辞めるか、その後ヘアメイクアップアーティストの夢も諦めて、美容師を継続している方が大半を占めます。
美容師を経由する場合、強い意思を持って継続する事が不可欠だと思います。
● この方法が最もポピュラーな方法で、現在一番取り入れられている方法です。
ここで最も重要なのは、ヘアメイクスクール選びです。
● スクール選びの基本
スクール選びの基本は、そこで技術をちゃんと習得できるか?です。プロになり、卒業後どんどん駆け登っていきたいのであれば、業界に通用するハイレベルな技術が必要です。
メイク関連のスクールでは、ヘアに力を入れてないスクールが多数見受けられます。
ヘアはメイクより技術的にとても難しいので、しっかり学ぶことが必要です。
技術習得レベルは、卒業制作などの作品に現れます。
●作品を目安にすること
一年制・二年制・三年制等のスクールがありますが、年数とは関係なく、作品にその結果が現れるので、作品を目安にすることです。
また業界の情報が必要です。
業界特有の様々な情報ですが、問題はそれらに対してどう考え、どう対応するかです。
この方法を間違ってしまうと、思っているものとは違う方向へ進んでしまい、一生を台無しにしてしまうという図式になります。
初心者にはこれらを読み取ることはできませんので、しっかりとしたプロの熟練者の誘導が必要です。
これらを兼ね備えたスクールをじっくりと見極めることです。
まとめ
ヘアメイクアップアーティストになるのにいろいろな学校、スクールがあります。
講師の個人的な問題、技術レベルの問題、ヘアメイクアップアーティストとしてのレベルの問題は多種多様なので何とも言えませんが、大きな問題は学校やスクールの方針にあると思います。
多くの学校やスクールが本当にヘアメイクアップアーティストになるための教育を行っているとは思えません。
ヘアやメイクの習得すべき技術は膨大なものです。
それらに正面に向き合わないとプロにはなれません。
また習得すべきものは技術だけではありません。
しかしヘアメイクアップアーティストの世界、どうすればなれるかはレベルの高いプロにしかわかりません。
ヘアメイクアップアーティストになるのは大変な世界です。
しかし夢の世界ではありません。
実現できる世界です。
実現するためには習得すべき事がいくつもあります。実際は具体的ですごくシリアスな事柄です。
それらを習得して進んでいけば必ず夢はかなえられます。
今後【Beauty Labo@kk】から【ヘアメイクアップアーティストの世界】を発信していきたいと思います。技術内容から表現の技術、メンタルな部分まで。
ヘアメイクアップアーティストになりたい!そういう方へのメッセージです。
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